福岡は「世界の住みやすい街」7位!

日本国内には都市機能の充実した大都市から、古い歴史を残した街、大自然を満喫できる田舎町など様々な独自の魅力を持った場所がたくさんありますが、そんな中でも福岡は近年人口もうなぎのぼりの魅力溢れる都市の1つ。でもその魅力は日本国内のみならず、世界に轟いていたということをみなさんはご存じでしたでしょうか。
イギリスで発行されている『MONOCLE(モノクル)』という情報誌では、毎年「世界の住みやすい街ランキング」という特集が組まれており、2016年度版で福岡はなんと7位にランクインしています。都市機能がコンパクトにまとまっていて、住宅街とビジネス街、繁華街、海・山などの自然の距離が互いに近いということや、他の大都市と比較して家賃相場が安いこと、そして何より食文化が豊富であることが住みやすさの理由として挙げられています。
福岡県の人気エリアを紹介
では福岡県の中でも住みやすい場所として人気の高いエリアとその魅力についてご紹介したいと思います。福岡県内で家を建てようとしている方は参考にしてみてください。

福岡空港と姪浜をつなぐ地下鉄空港線は、福岡の大きな魅力の1つである「コンパクトな都市機能」を詰め込んだように、それぞれの魅力を持った駅が並んでいます。
- 博多
- 新幹線が停まる駅でもあり、福岡空港までもたったの2駅、天神まではバスで100円という交通面での利便性の高さはもちろん、JR博多シティ、博多阪急、KITTE博多などグルメとファッションが楽しめる商業施設が充実しています。SUUMOの「福岡住みたい街ランキング」では堂々1位に輝いています。
- 天神
- 福岡で最も賑わう商業と文化の中心地で、デパートや商業施設、飲食店、文化施設がひしめいているのはもちろんですが、それでいて清潔感とおしゃれさを併せ持っている、魅力的な街です。夜の街「中洲」や「春吉」までも歩いて行けます。
- 赤坂
- 天神のお隣の「赤坂」は、飲食店が充実していて天神が徒歩圏内でありながら、天神よりも少し落ち着いた街で町並みにも高級感があり、自然も豊かです。美しい景観が有名なけやき通りには、ハイセンスなカフェやバル、古本屋、レコード屋、アパレルショップなどが立ち並びます。
- 大濠公園
- さらにその隣は「大濠公園」。ニューヨークで言うところのセントラルパークというところでしょうか。地下鉄に乗っても徒歩で歩いても繁華街から近いエリアでありながら、大自然に癒されることができる大濠公園は、散歩にジョギングに観光に大人気です。
- 西新
- その先の「西新」は福岡でも有名な修猷館高校や西南学院大学などがある文教地区で、学生向けの安くておいしい店が揃っており、治安もよく子育て世代からも人気のエリアです。また、7つの商店街からなる「西新商店街」があるため買い物には困りません。
- 藤崎・室見・姪浜
- 西新から先の3駅は空港線の端のエリアでありながら、天神まで地下鉄で15分以内というアクセスのよさに加え、郊外の海や山へ足を伸ばすにも利便性が高く、落ち着いていながら利便性は高いというバランスの良さから人気のある街が続きます。
福岡県の地価ランキング
では、福岡県内の地価は地域によってどのようになっているのでしょうか。福岡県内の地価ランキングを見てみましょう。
- 順位
- 市区町村
- 坪単価
- 1位
- 中央区
- 270.0万円
- 2位
- 博多区
- 190.0万円
- 3位
- 早良区
- 62.0万円
- 4位
- 南区
- 58.7万円
- 5位
- 小倉北区
- 46.2万円
- 6位
- 城南区
- 44.4万円
- 7位
- 春日市
- 37.8万円
- 8位
- 西区
- 37.4万円
- 9位
- 東区
- 32.9万円
- 10位
- 大野城市
- 30.7万円

上位10都市の坪単価ランキングを見てみると、やはり最も地価が高いのは天神や赤坂、薬院、六本松、渡辺通など人気の商業地域を含む「中央区」、そして新幹線の停まる博多駅や、櫛田神社、キャナルシティ、博多座、中洲など繁華街や観光スポットを多く含む「博多区」と続きますが、1位と2位の間で坪単価が100万円近く差がありますね。
さらに3位の「早良区」には上記でご紹介した藤崎や室見など住みやすいエリアに加えて福岡ドームのある百道浜がありますが、3位以降は坪単価が2位よりも100万円以上下がっています。土地を買うとなると中央区や博多区は少々現実味がないかもしれませんが、あらゆる点を総合すると、早良区当たりが環境的にも価格的にも非常に魅力的と言えるかもしれません。