戸建とマンションを比較してみた~
【お金編】戸建とマンション、お得なのは結局どっち?

マイホームを考えるとき、誰もが一度は戸建かマンションかで悩みますよね。そこで最も気になる「お金」と「暮らしやすさ」を比較してみました。まずは「お金編」。以下のそれぞれの費用についてどちらがお得かを考えてみましょう。
- 購入費 「マンション」
- 立地や面積が同じくらいの物件の戸建とマンションがあったとしましょう。その場合、購入の際にかかる費用を比較すると、より安価なのは「マンション」です。というのは、マンションは集合住宅であるため、その敷地の中の一部にしか土地代がかかりません。その分単純に費用だけを比較するとやはりマンションのほうが安くなります。
- 維持費 「戸建」
- マンションを購入すると、各部屋の所有者全員で建物や設備を維持・管理していかなければなりません。共用部分はいくら自分がていねいに使っていても、様々な性格や特性を持った多くの人々が使うため、エレベーターやエントランスなどあちこちで修理が必要になることもしばしば。そのために管理費+修繕積立金を管理会社に毎月納めることになります。一方、戸建はもちろんこうしたシステムがないため、自分で計画的にメンテナンスを行っていく必要があります。ただ使うのは自分と家族だけなので、マンションほど管理や修繕に費用がかかるとは考えにくいでしょう。そのため、維持費ということで考えると、「戸建」のほうがより安価であると言えます。
- 駐車場料金 「戸建」
- 駐車場が必要な場合、マンションでは敷地内にある場合でも月々の駐車場料金がかかる場合がほとんどです。また、もし敷地内に駐車スペースがない場合は月極の駐車場を借りなければなりません。一方、戸建の場合は所有する土地に駐車場を作れば月々の駐車場料金はかかりません。駐車場料金ということで考えても「戸建」のほうが安上がりです。
こうした要素を総合すると、金銭面でお得なのは「戸建」です。ただし、完全に自分たちだけのエリアである分、使い方も修理にかかる費用の捻出も、すべて自分たちで考えて計画的に行わなければならないことは覚えておきましょう。
【生活編】暮らしやすさを徹底比較

では今度は「生活編」です。暮らしやすさについて、それぞれのメリット・デメリットを考えてみましょう。
- 戸建のメリット
- 戸建で暮らす最大のメリットは、「自由に暮らせる」という点でしょう。小さい子どもが走り回ったり、大声を出したりしても、集合住宅ほど周囲を気にする必要はありません。リフォームや建て替えを自由に行うことができるのも大きなメリットですね。
- 戸建のデメリット
- 管理や修繕を自ら計画して行わなければならない、というのは人によってはデメリットにもなり得ます。ただし、壊れた設備や建物をいつ修繕するかも自分たち次第なので、資金繰りと合わせて考慮することも可能です。
- マンションのメリット
- マンションは隣と隣接している分、高齢になると安心できるというメリットがあります。何かあったときに戸建のお隣さんへ行くのと、マンションの隣室を訪ねるのとでは気軽さが違いますよね。また、オートロックや警備会社によるセキュリティが充実していて防犯性が高いのもメリットと言えます。
- マンションのデメリット
- マンション暮らしで最も残念なのは、家の中で音を立てることに関して持ち家でありながらも周囲に気を遣わなければならない点でしょう。さらに、一度お隣さんと揉めてしまったりすると、毎日顔を合わせるチャンスが多い分、気苦労が絶えません。